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ニュース・コラム

東京新名所で

2018年10月17日
スタッフ雑感




9月にオープンした東京の新しいスポットを覗いてきました。

渋谷ストリーム 
旧東横線渋谷駅のホームと線路跡地を再開発し、渋谷川の水辺空間を整備し活用した渋谷ストリーム。 月曜の夜だったためか人通りもそれほど多くはなく、ビルの中から渋谷南エリアの雑居ビルや高速道路、渋谷川を眺められる構造で、なつかしさというか親しみを感じる空間でした。アジアからの爆買い客をねらったようなギラギラ感はありません。様々な国から来たであろう外国人たちが違和感なく景観に溶け込み、通路のベンチではオシャレな大人の女性が一人で本を読んでいるなど、まさに「クリエイティブワーカーを魅了する場所」というコンセプト通りの雰囲気です。



少しブラブラして、日本にも登場し始めたグローサラント(※)として話題の「プレッセ シブヤ デリマーケット」を見て、ここでワインを飲もうかどうしようか、このまま帰ろうかと逡巡した挙句、ワインバルに入りました。
ところが、入り口でちょっと行き場のない気持ちになりました。「ご案内して」と言われた若い女性の従業員さんが「えっ、だって・・」と、とまどいの言葉を発したのです。マネージャーらしき人から「カウンターへ」と再度促された彼女のぎこちない案内で、私はどんよりとカウンターに腰かけました。「だって、て何よ」くらい笑って反応できるほど大物でもなく、かといってさっと帰るほどの反射神経もないのであります。こちらは、地元や会社の近くはもちろん、出張先だろうと海外だろうと一人でワインのお店に入ることに慣れているのですが、この若い女性はそういう人を迎える経験がなかったのかもしれません。
ま、いいか、と気を取り直してメニューを見たら、グラスワインの選択肢が多く、高めのシャンパンもハーフ(グラス)で注文できることが分かったので、さっそく・・・。
その後、オープンカウンターの中を眺めながら軽い肴や追加のワインを注文するにつけ、従業員さんの多くが素人さんであることを感じました。指示がない限りボーっと突っ立っている女性、カウンターでお客さんを前にしながら手元のまな板しか見えていない人、ワインのことを聞いても殆ど分からない人・・・入り口での件を除けば、不愉快というよりぎこちない様子を見ながらハラハラしていた、という感じです。けれども、そろそろ出ようかと思った頃、ベテランの方が話しかけてきてくださり、その穏やかなサービスに癒されました。
昨今の人材確保の難しさは、どの業界も例外ではないと思いますが、組織の縮図を見ているようで、一人ひとりの精進やチームワーク、リーダーシップがいかに重要かと、改めて勉強になりました。



※グローサラント(写真はプレッセ シブヤ デリマーケット外観):食料品や雑貨を扱うグローサリーストアとレストランを合わせた言葉で、健康的な食材を使ったサラダや総菜などのデリカテッセンを備え、購入した他の食材や飲み物と一緒に食べるイートインスペースが併設されている。北米などで数年前から勢いを増し、特にミレニアル世代に人気があり、宅配などのファストフードの脅威になっている様子。

日本橋高島屋ショッピングセンター
昨日放送の「ガイアの夜明け」(テレビ東京)で「東京新名所ウォーズ②」として取り上げていました。
番組が主に焦点を当てたのは、今回オープンしたショッピングセンターの開発に携わったデベロッパーのリーダーと、伴ってリニューアルを進める高島屋本館の化粧品売り場のトップという、二人の女性仕事師。ショッピングセンターは朝需要に着目。1階の食品売り場を朝7時半開店とし、全国から買物客が訪れる代々木公園の人気ベーカリー「365日」を誘致したり、店舗の一つ、紀ノ国屋アントレでは管理栄養士・岸村康代さんと開発した朝活スープやリセットごはんを販売。本館も周辺で働くビジネスパーソンたちを呼び込むため、眉カットなど細かいサービスメニューの提供をスタート。「モノ」ではなく「コト」を売ろうと、老舗百貨店の殻を破る試みを始めています。
先週末の夜、仕事で知り合った女性3名の恒例の会を予定していたのですが、その前に半日、当社のノンスモーキング休暇を取ってこちらに行ってみました。確かに、地下と1階、また、上階のレストランは、周辺で働いていたら利用頻度高そうな、内容と空間ともに魅力的です(下の写真は7階、テラスに席もある「セッティエム ブラッスリー&バー」)。それにしても、東京駅をはさんで丸の内と日本橋、そして、銀座、日比谷と名所が林立していて、10年後はどうなっているだろうかと、少し気にはなります。



話は変わりますが、日本橋を訪ねた後の女同士3人の会も皆50代。さらには、食事をした神楽坂・縁香園のオーナーシェフ、秋葉さんも50代ということで揺れるお年頃の話で盛り上がりました。
「ガイアの夜明け」で密着していた女性仕事師はお二方とも50代。相当な努力をされて今に至ってらっしゃる実力派の方々ですが、経験をベースにしながらも、直感を大事に改革にひたむきにチャレンジする姿に元気をいただいたように思います。

レポートではなくなりました。が、街を見て変化に触れたり人と会って話したりすることは、今、変わりつつある街や人たちの中での自分を知ることができるようにも思います。あまり頻繁だと疲れてしまいますけれども。
週末、不意に思い立って十数年ぶりに少し髪型を変えました。週が明けて3日目の今日になって、初めて後輩の女性から「いいですね」と声をかけてもらいました。変化に気づく、プラスを感じる、感じたことを笑顔で伝える、ステキなことです (穂)


   
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