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郷土食ちゃんぽん、PRの夏

2015年8月30日
食あればPRあり

すっかり秋色が濃くなり、夏休みが遠いことのような気がしてしまいます。
今年は法要のためお盆ど真ん中に休みをとりました。観光地・長崎への帰省は交通手段の確保が大変で、夜や朝の時間帯の列車をツギハギすることになり、往復共に途中で停泊。そのうえ往路では大雨のため列車が運休し、博多駅で6時間の足止め。労力の多い旅ではありましたが、帰省する度、あの独特な風情をもつ景色と「食」にふれると、力を得ることができます。
茶碗蒸し、一口餃子、ラーメン屋さんで楽しむ牛すじおでん、豚まん等々、と、魅力的なB級グルメが多々ある中で、必ず食べるのはやっぱりちゃんぽん。今回も、3泊4日の滞在中に2回食しました。


(ANAクラウンプラザホテル長崎のちゃんぽん。有名店や中華街もよいですが、こちらはシンプルでちょっとプレミアムな味わい)。

ちゃんぽんは、普及度と知名度の高い地方郷土食の代表格で、おそらく、そのちゃんぽんにとっても、今が最盛期ともいえる時期ではないでしょうか。ちゃんぽんの消費量が最も多いという滋賀県のご当地ちゃんぽんなども登場し、今や全国どこでも食べられるようになったとはいえ、恐らくは誰もが、ちゃんぽんが、カステラと並んで長崎郷土の食であることを認知しています。郷土食がここまで全国に普及した背景には、大衆食であると同時に野菜がたくさん食べられ健康的という好条件に加えて、地元を中心としたちゃんぽん製造者たちの努力、そして、現在全国に596店を展開するリンガーハットの数十年にわたる着実な努力と工夫といった、様々な要因があると思います。

今夏、「ちゃんぽん食べたか」(ドラマ)の登場は、ちゃんぽんとリンガーハットにとってPR的に大きな好機となったはずです。放映に重なるように、日本経済新聞夕刊のコラム「こころの玉手箱」でリンガーハットCEO・米浜和英氏の連載があり、共感をもって読んだ方も多いのではないでしょうか。最近は新商品やキャンペーンの告知もより多く目にするようになりました。
ちゃんぽん人気の要因でもう一つ大事なのは、呼びやすく親しみやすい名前ですね。長崎出身の夫の話では、約40年前、リンガーハットがオープンしたときは「長崎ちゃんめん」だったそうで、WEBサイトで沿革を見ると、1977年に「長崎ちゃんぽん」に変更したとあります。
「ちゃんぽん」と検索すると、リンガーハットに加えてちゃんぽん鍋(エバラ)などの商品情報、「ちゃんぽん食べたか」(ドラマ)と混ざって、(ごちゃ混ぜといった)言葉としての「ちゃんぽん」も数多く登場します。一般用語としても知られる“ちゃんぽん=Champon”が、日本を代表する食として、今以上に世界の人たちに愛されるときが楽しみです。


(大浦天主堂、グラバー園手前の大浦に、宮殿のように聳えるのがちゃんぽん発祥の〔四海楼〕)。

   
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