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2016年も注目したい、3つのファッション・ブランド

2016年1月12日
PPC EYES


暖冬の今期は、まだ思う存分にコートでオシャレを楽しんでいないのに、2016-2017秋冬シーズンのコレクションが目前です。どれだけ忙しくても、動向を見逃したくないと思うブランドが3つあります。

① SAINT LAURENT (サンローラン)
2013年、デザイン・ディレクター交替を契機にブランド名を「イヴ・サンローラン」から「サンローラン パリ」に改名し、ロゴも一新しました。ユニセックスファッションや、ツバ広帽、グランジファッション等々と、若者のトレンドはいつもサンローランから始まっています。ショーでは、ライトを巧みにつかった演出も見逃せません。次は何を流行らせてくれるのだろうと、毎シーズンわくわくしています。

② ANREALAGE(アンリアレイジ)
日本人デザイナー、森永邦彦氏が創設したブランドで、ブランド名は「A REAL(日常)」「UNREAL(非日常)」「AGE(時代)」ということばを組み合わせた造語です。
テクノロジーを駆使したデザインが「日本らしい」と感じさせるアンリアレイジ。過去のコレクションでは、光にあたると模様が変化したり、あるいはスマホで写真を撮ると柄が浮き出たりする服などを展開しています。衣服を着ているのか、テクノロジーを着ているのか…次はどんな仕掛けで楽しませてくれるのか、まったく予想がつきません。「ねえ、知ってる?」とアンリアレイジについて周囲に話せば、盛り上がること間違いなし!

③ CHANEL(シャネル)
言わずもがな老舗のシャネルです。コレクションの動画をご覧になったことはありますか?大きな会場を、飛行場にしてみたり、カフェにしてみたり、スーパーマーケットにしてみたり、パリの街にしてみたり…他にはないド派手な演出が、確実にその場にいる人のテンションをあげているのが分かります。ファッションショーというより、まるでお芝居をみているように引き込まれる世界。流石の一言に尽きます。「今期のシャネルの世界観すごいよね!ほら!」とSNSにあがった写真をドヤ顔で友人に見せるのも有りですね。

私自身が注目している理由もそうなのですが、この3ブランドに共通しているのは、SNSの強さだと思います。インスタグラムが急激にユーザーを増やしているなか、「撮りたい!」「SNSにアップしたい!」と思わせる術を自在に駆使していると感じます。
どれだけ「絵になるか」がキーポイントになっているのは、コレクション・ブランドに限ったことではありません。PR業務に関わる身としては、こうした視点を常に意識しなくてはいけないなと、ファッションショーを見ながら思うこの頃です。



画像は、ANREALAGE 2014-15秋冬コレクションのインビテーションです。温度によってニットの網目の大きさが変わる演出が目玉となっていたので、インビテーションも温度計がモチーフ。ショーでは、観客がこの目玉シーンを撮ろうとして、暗闇のなかでスマホの液晶がたくさん光っていた様子が印象的なショーでした。(AKR)



   
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