クールな街・下北沢の情報発信力
自宅からもアクセスがよく、以前から魅力を感じていた下北沢が、今、ますます目が離せない街になってきています。
下北沢と言えば、劇場やライブハウス、ファッション、アートスペース、グルメに至るまで、様々な要素が混とんと詰まって、若い世代を惹きつけるカルチャー発信地といったイメージではないでしょうか。
この下北沢が、進化しています。小田急線の地下化計画に伴って、戦後の闇市の面影を残していた駅前市場が取り壊されるなどハード面で様変わりが進む一方で、ソフト面では、もともと街が持っている魅力を、従来の若い世代だけでなく、子どもや親世代にも積極的にＰＲする動きが見えています。
毎月いろいろなイベントが開催されていますが、10月は3日に復興支援の一環として宮城県女川町のイカを応援する「イカ祭り」、9日～18日に今年で4回目を迎える「下北沢カレーフェスティバル」、10日～12日に「下北沢映画祭」と「with MOTTAINAI 手づくり市 路上で楽しむアートイベント」、そして10月31日に「しもきたざわキッズハロウィン」など、子ども・若者・大人世代全方位に向けてイベントが目白押しです。
中でも「キッズハロウィン」は2000人近い子どもたちが思い思いの仮装をして “trick or treat”と言いながら下北沢の街をまわる圧巻のイベントです。子どもはもちろん大人にとっても、今まで知らなかった路地やお店を発見する楽しみがあり、お菓子を提供するお店にとってはお店の認知度を上げ、イベントに参加した人たちとの交流を通じてお店のファン作りができます。まさに下北沢という街を舞台として、みんながHappyになれるイベント。
元来もっていた独自のコンテンツ・テイストを保ちながら、街を愛する地元人＆来訪者を巻き込みながら、さらに魅力的になろうとしている下北沢。2014年、雑誌「VOGUE」でニューヨークのブッシュウィック等とともに『世界のクールな街15選』に選ばれた、この街の情報発信力にこれからも注目です。（水）
